夢は旅の中 　　旅は夢の中 　　夢は旅の中 　　旅は夢の中 　　夢は旅の中 　　旅は夢の中

平成東海道旅日記

平成１６年　９月２７日（月）
　プロローグ

　いつの日か東京日本橋から京都三条大橋まで、��一筆書きの徒歩旅行�≠�してみたいと思っていた。
　いざはじめようといろいろ思いをめぐらせると、そう簡単ではないことに気がついた。
　だいいち日数がかかる。どれほどの日数があれば完歩できるのか、それすら見当がつかない。また、体力は持つのか、それもわからない。さらに、費用はいかほどかかるのか。
　などなど装備も含め分かったことは、結構しっかりした旅をする覚悟が必要だということだ。

　本屋に行けばこの手のマニュアル本が街道別（東海道、中仙道、北陸道など）に何種類も出版されているし、ネットで調べれば経験者がゴマンといて、経験談を存分に語ってくれている。
　一気に日本橋から三条大橋まで歩いてしまう人、また、3年でも5年でもかけて、継ぎ足し継ぎ足ししながら歩いている人まで様々である。
　私も出来れば一気に歩き通したいところだが、体力も資金も自信がないし、それよりなにより装備が大変すぎる。
　また、どんな旅にしようか考えたのだが、とくべつ歴史的な名所旧跡などにこだわらず、平成の東海道を切り取って自分の印象を加えてみられればと思う。結局、自分が見たまま感じたままを素直に表現する旅にすることにした。はたしてどのような結果になるのか皆目見当もつかない。もっとも、皆目見当もつかないから旅が楽しいともいえる。

　それでもある程度日数、体力、装備など、考えうる大まかな想定はしたので、以下箇条書きにしてみた。
　�@日数　　　約20日前後（日帰りから3泊4日）
　�A宿泊　　　約10〜13泊前後
　�B期間　　　体力、旅費を考慮に入れ、目安は半年から約1年で完結させたい。
　�C歩測　　　スタートからゴールまで万歩計で歩測してみる。
　�D参考書　　山と渓谷社発行　　歩く旅シリーズ��東海道を歩く��
　本当はもう少し綿密な計画を立てているのだが、内容がつまらなくなるといけないのでここらでとめておく。

　気象庁観測史上最高だった暑熱も治まりはじめたここ数日ではあったが、生憎ぐずついた日が続いた。
　ところが夕方の天気予報で、明日の天気は曇り、雨の確率10％、最高気温２５度と歩くにはまずまずのコンディション、それではと、かねてからの計画を明日（９月２８日）より実行することにした。（現在無職、時間だけは有り余っているので好きな日時を選択できる。念のため）

　

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