令和 ７年 ２月
〔その１１７６〕 ■海老フライの尻尾
以前、テレビで、あなたはエビフライの尻尾を食べますか？という質問を投げかけられたのを思い出した。そのころ私はエビフライの尻尾など食べる気はなかった。最近エビフライを食べたとき、そういえば尻尾はもしかしたら食べられるものだと言っていたことを思い出し、試しに食べてみた。そうしたらからりと上がった尻尾は実に美味であった。こんなおいしいものを、エビフライを食べ始めてから一度も食したことがないとは、自分ながらあきれてさらにはずいぶん損をした思いである。今後は絶対に食べることにする。
〔その１１７７〕 ■各駅停車の駅の人
以前、脚本家の山田太一さんがー「ぼくは、各駅停車の駅にいる人が、豊かでかっこよく見えるーと言っていたのを思い出した。これはなかなか含蓄のありいろいろ想像を掻き立てる言葉だと思う。各駅停車の駅は、少なくともその路線の主要駅ではなく、ローカル駅ということになるし、ひなびた駅だと想像させられる。そうすると駅前は繁華でないし、ゆったりとして景色が広がっているのではないだろうか。もしかしたら、自宅からから駅までン距離もそう遠くないかもしれない。にもかかわらず広い庭付きの大きな家に住んでいる可能性が高いのではないかなどと想像してしまう。各駅停車駅の乗客は、いつも損ばかりしていない。
〔その１１７８〕 ■偏食癖
私の偏食癖はこのホームページに何度も記した。この歳（現在８２歳）になっても、以前かなりの偏食癖であることは自覚しているのだが。第一にニンニクの入ったものはどんな料理でもまったく受け付けない。だから、スーパーで新しい商品やなどにはよくよく目を凝らして内容物のチェックをする。また、食べられないことはないが乳製品（牛乳、チーズ、バター）などの商品も、何度チャレンジしてもうまくは思えない。さらに、朝鮮料理や東南アジア系の食べ物もほとんどうけつけない。先日、ニンニクのはいらない餃子を見つけ、生涯餃子が嫌いのままというのも悔しいと思い、試しに食してみた。結果は、うまくもなくまず苦も無くであった。
〔その１１７９〕 ■時代は変わった
私の若いころ（５０年ほど前）、会社の福利厚生行事としての年１回程度の社員旅行や宿泊での忘年会が盛んに行われていた。もちろん費用は個人持ちである。それでもあまり娯楽が多い時代ではなかったので、結構社員は積極的にそれらに参加していたのだが、時代は変わった。近年は社員旅行や忘年会など、会社のコミュニケーション促進のために自腹での参加するのは面白くないと言ってそれらがすっかりすたれてしまった。最近、会社が費用を負担するから出てこい、と会社が平身低頭して参加を求めている。
〔その１１８０〕 ■政治家の靖国参拝
いつでも政治家が靖国参拝をすればすぐにマスコミが取り上げる。私は、特に中国や韓国などが目くじらを立てて息まくのを、そこまで騒ぐかといささか辟易していたが、最近読売新聞の主筆渡辺恒雄がなくなって、その主筆が「中国などは、東条英機を祀ってある靖国神社へ参拝するのは、ヒットラーの墓へ参拝するのと同様に見ている、だから総理大臣などの参拝は絶対避けるべきだ」とテレビで言っていた。ヒットラーと東条英機ではだいぶ違うが、外国ではそうみている国もあるのかといささか納得した。
