令和 ６年１２月
〔その１１６６〕 ■はにかむ
最近テレビを見ていて、最近の子供はなんと気後れのしない活発な子供たちだと今更ながら感心する。しらない大人に話しかけられても、堂々と自分の意見を言う。私が子供の頃の子供たちは、学校の先生ですら話しかけられると、顔を真っ赤にして黙ってはにかんで言葉を発することができない子供が大勢いた。どうしてそうだったのかと考えるに、多分親離れができないで、あまり多くの経験がないからではないかと思う。今そのことを思うと隔世の感がある。今の子供は元気はつらつ物おじせず。時代は変わった。
〔その１１６７〕 ■「殿」と「様」
最近、テレビを見ていて気になったことがある。それは医師が患者を「患者様」と敬語をつけて呼んでいることである。どうもしっくりこない。医師が患者を呼ぶのはせいぜい患者さんではないか。また、「殿」と「様」の違いは、「殿」はもともと自分の主人を呼ぶときに使うもの、「様」はそれ以外の人を呼ぶときの敬称として使うもの、と承知している。したがって、「殿」と「様」では「殿」のほうが「様」より軽く扱われる、と。現に、「天皇陛下殿」とは言わず、「天皇陛下様」である。無難だからあくまでもへりくだればいいは、ちょっと！
〔その１１６８〕 ■神の国アメリカ
アメリカのちょと古い資料だがー人類誕生に関する米国人の見解・神が創造した５５％ ・神が関与した２７％ ・進化による１３％ ・分からない５％（ニューヨーク・タイムズなどの’０４年世論調査から）ーということは、全体の８２％もの方々が、何らかの形で神が関与しているということになる。また、ー宗教を「非常に大切」とする人口割合・アメリカ ５９％ ・イギリス ３３％ ・カナダ ３０％ ・イタリア ２７％ ・ドイツ２１％ ・フランス
１１％ ・日本１２％（ビュー･リサーチセンター’０２年調べ）ー。とすると人類の進化論は？
〔その１１６９〕 ■病院とは
今夏、腰膝の病で妻が入院した。入院日数はまる２か月。それまでわずかに歩くことができたが、入院してからは院内で転ばぬよう厳重注意があり、一切歩行禁止になった。したがって本人の意識はしっかりしているのだがベット上で起き上がるのがせいぜいの動作であった。その間腰膝の加療があり、どうやら痛みは取れたようだ。そして２か月たって退院出来ることになったが、２か月歩かなかったためその時は全く歩行ができない状態だった。帰宅後、リハビリで１か月ようやくいささか歩けるようになった。病院とはそんなとこ。
〔その１１７０〕 ■第六感・直観
誰でも経験したことのある話。たとえば、歩行中、前から人が歩いてきてすれ違ったとする。その時相手がぜんぜん自分に態度を示さないのにもかかわらず、相手が自分のことを振り返って見ている、と背中で感じることがある。そこで実際に振り返ってみると、案の定相手はこちらを向いて自分を見ていた、ということがある。これは人知の先かどうか分からないが、第六感もしくは直感だと思う。これはなかなか不思議な話だ。そんなことがいつでも訪れるわけではないが、前もってわかれば何かに利用できるかもしれない。
