令和 ２年 ３月
〔その９７６〕 ■至福の彼岸の朝日
我が家には、彼岸頃になると朝の食事時、好天ならば部屋いっぱいに朝日が差し込んでくる。ちょうど日差しが部屋に入る理由は、部屋の真東に窓があり、窓の先はＴ字路の道で東に遮るものがないからである。朝７時、部屋いっぱいの朝日を浴びながらの食事は、何物にも代えがたい至福のひと時を与えてくれている。朝日を浴びてるだけで幸せ気分になれるから不思議だ。そんな彼岸が年２度あり、私は毎回少しだけ心待ちにしている。
〔その９７７〕 ■赤面する
最近気が付いたことに、大人も子供もあまり赤面しなくなったように思う。昔は子供など、学校で何か間違いやあまり人がやらないようなことをした時には、やたらと赤面していた。大人でも同様に赤面していた場面を結構見受けた。そして赤面の仕方が人によっては半端でない、とにかく真っ赤かになって恥ずかしがっているのだ。昔は人と対面する場面が少なかったからではないか。また、最近の人は、図々しくなって赤面しなくなったのかも。
〔その９７８〕 ■鼻タレ小僧
昔ついでにもう一つ。昔は、子供が鼻を垂らしている場面をずいぶん見たが、最近はほとんど見受けなくなった。子供で二本棒の青っぱなを垂らしているのがたくさんいた。そしてそれらの子供は、垂らした鼻をズルズルさせて鼻から出し入れしていたのだが、やがてそれを洋服の袖口で拭いて始末する。それゆえ洋服の袖口が汚れ、やがてその拭いたのが後に残り、その袖口がテカテカ光ってくるのである。だから鼻タレ小僧といわれたのだ。
〔その９７９〕 ■日本人と桜
芥川龍之介著「上海遊記」青空文庫の中に―日本人はどう云う人種か、それは私の知る所じゃない。が、兎に角海外に出ると、その八重たると一重たるとを問わず、桜の花さえ見る事が出来れば、忽幸福になる人種である。―とあった。このとき芥川は、上海に着てまだひと月足らずであったが、同僚と共に僅かに痩せた桜を見ての話。そして同僚がその桜を喜んでいるのを理解した。明らかに日本への郷愁を覚えたのであろう。
〔その９８０〕 ■バナナで快便
私は若いころから腸の状態があまりよくなく、いつも下痢と便秘を繰り返してきた。ところが最近、下痢が減り、もっぱら便秘に悩んできていた。そこで、何とか便秘状態を解消したいと、繊維質の多い野菜や果物を一生懸命食べて体質改善を図ってきたが、決定的な改善はなし。ところが、あるところからの情報で、便秘解消にバナナが効果ありと聞いた。そこで毎日バナナを１本ずつ食べ続けていると、結構効果がある。便秘の方お試しあれ！。
