平成３１年 ３月
〔その９１１〕 ■バール
イタリアでは立ち飲み酒場のことをバールといっていた。そのバールが私の家の近所にできた。やはりバール〇〇と称している。まだ私は中に入ったことはないが、日本の居酒屋と違い食事は出さないし日本酒も出さない洋酒オンリーの店のようだ。ちょっとしゃれた感じではある。その店の前を通るとたびたび女性が一人で酒を飲んでいるのを見かけるから、女性でも入れる気安い店なのだろう。一昔前は考えられなかったがいい時代になった。
〔その９１２〕 ■米国民よ気がつけ！
朝日’18・11・19「折々のことば」―僕は君から、またかい！と笑われても、人間が自分で作ったものの機械になるのは困ると繰り返し繰り返し言ってるつもりなのですよ 渡辺一夫（仏文学者）／車を運転しているとその速力を自分の力とつい勘違いする。銃を手にするとおのれの攻撃能力に酔いだす。使っているつもりがそれに使われている。こうして人は自分の作った物の奴隷になってゆく。（以下略）ー人間がＡＩに使われるのは時間の問題。
〔その９１３〕 ■ある日の出来事
先日散歩をしていたら、向かいから７０代後半ぐらいの夫婦らしき人たちが歩いてきた。と、突然私の目前で、女性の方が何かに躓いたらしく急につんのめり道端に転んだ。すぐに脇を歩いていた男性が倒れた女性を起き上がらそうと脇の下に手を入れて引き上げた。ところが二人でうまく立てないでよろけてまた倒れそうになった。今度は私が二人の支えになりようやく二人は立つことができたが、高齢者は一旦転ぶと立ち上がることすら大変。
〔その９１４〕 ■満腹になれば……
朝日朝刊’18/12/29天声人語の中に―特別な活動をするわけではない。何はともあれ一緒に食事する。「お腹がすくと、誰でも心がトゲトゲする。食べ終えてフーッと一息吐けば、トゲトゲが取れる。小さい子でもそう。食べ盛りはもっとそう。大人だってそう」―これは児童相談所も行き届かない福祉を「サポートハウス」という民間が手掛けている「駆け込み寺」の話。「腹が減っては戦ができぬ」ではなく、「満腹になればいさかいは減る」という話。
〔その９１５〕 ■女子の顔採用
ネットに、ー「女子の顔採用」、顔が発するメッセージは、造形の美しさよりも「髪型」「お化粧」「表情」の影響が大きいでしょう。―というのがあったが、端的にいって、同じ実力だったら器量のいい方を採用するのが採用者の心理だ。そして採用した中で一番の美人は採用部署以外に配属され、次の美人が採用部署に配属される。私は、企業の採用者と多数付き合ってきたが、一番の美人を自分の部署に配属すると必ずやっかみが起きると。
