朝日新聞８/４朝刊に、ー東京電力福島第一原発の海洋放出計画をめぐり、中国の関税当局が日本の食品に対する検査を厳格化したことで、輸入業者や中国に日本食レストランなどに影響が広がっている。（中期略）７月７日、中国税関総署が、２０１１年の原発事故から輸入を禁止してきた１０都県以外の食品、特に水産物についても、「１００％の検査」を実施すると表明。その後、検査に２週間～１ケ月程度かかるようになった。新鮮さが売りの鮮魚は商品にならなくなり、輸入が実質的に停止している状態だ。（以下略）ーという記事が載っていた。

　中国は、基準よりはるかに薄めた汚染水を海洋放出させる日本に対して、問答無用で放出させるなと言ってきかない。何を言おうが聞く耳持たぬ、という態度である。
　実際、もう日本料理店など商売にならないと嘆いている。鮮魚だけでなく加工品にもすでに影響が出ているという。
　これを中国リスクと呼ぶのかもしれないが、こんなことでは中国で商売はできない。
　
　大体地震による原発問題は、日本が故意に発生させたものでもなく、なおかつ基準以下にした汚染水の放出である。もう少し理解のある国なら、日本も気の毒だ何とか理解しようという姿勢で臨んでくれるはず。ことあらば文句を言っていちゃもんをつける中国は、品位も何もない国だ。これからますます日本とは離れて行くだろう。
　
　ついでながら、〝いちゃもん〟をネットの辞書で調べると、ー言いがかり。難癖。文句。ーとある。まさしく中国のことである。

（完）
令和　５年１０月　１日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　DOKKOU著