今年７月８日に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した。容疑者は無職山上徹也で、殺人容疑で送検、鑑定留置中。
　毎日、マスコミが、旧統一教会の実態について明らかにして行けば行くほど、ひどい状態だったことが分かり始めている。
　山上容疑者の家も母親が信者で、１億円ともいわれる額が旧統一教会に搾り取られ家庭崩壊したという。
　そこで山上容疑者の本心は教会に対する復讐だったのだが、直接協会幹部に復讐をすることが難しいと考え、安倍元首相が教会を援助しているとにらみ襲撃したと言われている。
　今現在の状況は、教会側は今はコンプライアンスを守り、信者とのトラブルもほとんどなく問題はありません、と言っている。ところがマスコミが報道した状況は真逆で、多数の問題が発覚、おまけに政治家と教会の問題まで大きく取り上げている。政治家も今後一切の付き合いをやめると言っている。
　この先どこに行き着くのか分からないが、たぶん協会の足腰が立たぬくらいのダメージになるであろう。

　聞くところによると、山上容疑者への同情やら１００万円を超える現金の差し入れなどがあるという。それも理解できる。しかし、だからと言って犯した犯罪が決して許されるものではない、そこははっきりしておかなければならない。

　思うにここまでくれば山上容疑者は、初期の目標を達成したと思ってもいいのではないか。身を捨ててここまでたどり着いた。我、復讐に成功せり！である。

（完）
令和　４年１０月　１日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　DOKKOU著