年金生活で毎日日曜日の私は、この時期、CS放送でほとんど毎日プロ野球中継を見て楽しんでいるのだが、気にくわぬ事がある。
　以前にも以下のことはどこかで述べた覚えがあるが、どうしても気にくわないのであえてまた言うので悪しからず。

・気にくわぬ事その一　「鳴り物の応援」
　日本のプロ野球の応援スタイルは鳴り物付きである。今年は新型コロナの影響で応援もリモート応援に代わっている。代わっているが相変わらず金管楽器などを使ってドンチャン・ドンチャカやっている。ということは、このリモート応援はそれぞれの球団が仕掛けているということであろう。今年は新型コロナの影響で静かに野球が見られると思ったのもつかの間の夢であった。アメリカのように自然と湧き上がる声援での応援が日本に定着することはなさそうだ。とにかく気にくわぬ。

・気にくわぬ事その二　「テレビ画面の半分はコマーシャル」
　プロ野球のテレビ中継で、ピッチャーが投げる画面の半分は、べたべたとコマーシャルを並べ立てている球団が多い。これでは野球を見るのにうっとおしい。もちろんそれで多くの放映権料が入ってくるのだろうが、あまりにもやりすぎている。少なくとも球場内の観客席より下のフェンスのコマーシャルは、最低白文字にするようにならないか。そうすればずいぶんすっきりすると思うが。特にパリーグの球団のテレビ中継がひどい。とにかく気にくわぬ。

・気にくわぬ事その三　「球団名に社名を入れる」
　どこの球団にも社名が球団名の中に入れてある。それがビジネスだからと言われてしまえばそれまでだが、アメリカでは球団名に会社名など入れてない。それぞれの地名と愛称があるだけだ。一時横浜ベイスターズが社名を入れなかったが、親会社が代わって横浜DeNAベイスターズになってしまった。サッカーのＪリーグは地域本位ということで社名を入れていない。こうあるべきだと思う、そうすればずいぶんすっきりするのだが。とにかく気にくわぬ。　　

（完）

令和　３年　７月　１日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　DOKKOU著