東京オリンピックの開会式が７月２４日（金）だから、もう開催までもうすぐ１００日を切る、と思っている最中、３月２４日オリンピックが１年の延長を決めた。しかしたぶんまたまた真夏の大会になりそうだ。

　今日ただいま改めて考えて見ても、あの暑い最中に開催されるのは無理があると。現にオリンピック委員会がマラソンと競歩は北海道となった。オリンピック委員会は、それほど東京の夏は暑く、選手の負担は大変だと認識しているのだ。

　それにもかかわらず真夏の東京で開催しなければならない理由は、テレビ放映権をアメリカが１０００億円出すから、オリンピックは夏季にして欲しいとの要望にオリンピック委員会が屈したからだという。なぜアメリカが夏季を要望するかといえば、アメリカの秋にはビッグイベントが多数あり、それと重なることを嫌ってだという。

　それってアメリカの横暴極まりないことではないか。出場選手・観客・関係者のことなどどうでもいい。ただただ自国のテレビの都合さえ良ければそれでいい、としか考えていないのではないか。

　金持ちアメリカの態度は、格差社会の縮図と同じだ。個人でも国でも、金を持てばなんでも人は言うこと聞くとなってしまっている。
　世界には数兆円などという莫大な個人資産を持っている人がいるが、こんなの絶対おかしい。ある上限以上は国がすべて没収する位の事をしないと、個人といえどもアメリカテレビ局のような横暴がはびこるのは目に見えている。

　真夏の大会はマラソン・競歩以外にも過酷な競技はたくさんある。選手は勝たんがために頑張ってしまう。もしかしたらそのために死人が出るかもしれない。
　そうなってはじめてオリンピックの開催時期を考えては遅いのだ。

（完）

令和　２年　５月　１日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　DOKKOU著